まいど！ さくらワークス(@SWorks0303) です。どーも。
ミラジーノ専門の整備屋として、延べ 1000台以上のジーノの販売・メンテナンス・カスタマイズ に携わってきた経験を余すところなく公開し
ジーノユーザー（ジーナー）さんやジーノの購入を検討されている方の、かゆいところへ手が届く
そんな、お役立ち情報を発信しています。どうぞ、よろしくお願いします。
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L700ミラジーノのプロテインレザーシートは破れる
L700ミラジーノの後期ミニライトSPは、ブラックのレザー調シートでかっこいいよね
そうそう、軽自動車とは思えない高級感を醸し出していますね
かっこいいんだけど、最近シート表面のひび割れが広がって剥がれてきたんだよ
それはマズいね！手遅れにならないうちに対策しなくちゃ！
L700ミラジーノ・後期ミニライトSPは、ブラックレザー調のプロテインレザーを採用 しています。
見た目がグッと引き締まり、軽自動車の内装とは思えない高級感を醸し出しているのですが
長年使用するにつれて表面がひび割れ、そのまま使用していると ひび割れがどんどん広がり、大きく剥がれてきてしまいます。
この記事では
「 プロテインレザーが剥がれて来て見栄えが悪くなり、ジーノに乗り込むたびに少しテンションが下がってしまう 」
そんなあなたのお悩みを解決する方法を詳しく解説します。
それでは、よろしくお願いします。
一番安い自動車保険がわかる！
プロテインレザーとは
プロテインレザーとは人工皮革のことです。
分かりやすい文献を探していたら、家具の通販専門店カヴァースさん が用語辞典をWEBで公開されていましたので下記に引用させていただきました。
プロテインレザーとは、天然シルクのたんぱく質や天然皮革に含まれるコラーゲン繊維、卵の殻の膜などをパウダーにしたものを特殊樹脂と配合した人工皮革です。この人工皮革はパウダーの働きで天然繊維が持つ特質である吸湿性と放湿性があり湿気をコントロールすることができ
合成皮革に比べ不快な蒸れやべたつきといった感触もなく質感も天然皮革に近くなっています。
ソファ用語辞典 －カヴァース
耐久性と加工性にも優れており、主にソファやダイニングチェア、車のシートなどに使用されています。
「 合成皮革よりも、天然皮革に近い質感 」といった感じですかね
家具の通販専門店カヴァースさん は、家具や収納・ベッドのスプリングマットなど、家中のものを取り扱っています。
HPもキレイで見やすいので是非一度覗いてみてください。
プロテインレザーの補修方法
破れてしまったプロテインレザーを、取替え・補修する方法はいくつかあえります。
破れた純正シート生地を取替える
一つ目は シート生地をまるっと取替えてしまう方法 です。
純正部品で新品シート生地が供給されていたころは、最も確実な方法としてユーザー様におススメしていましたが
シート生地が廃盤になってからは、中古シートから状態のいいシート生地を剥がして取替え たり
シート生地を張り替えてくれる 業者さんに依頼して、雰囲気の似ている生地を使って張り替え してもらっています。
以前依頼していた業者さんは、現在受注生産という形で対応できるのかな？（調べておきます）
専用シートカバーを装着する
二つ目は 専用シートカバーを装着して、シートごと破れた個所を覆ってしまう方法 です。
やはり、見栄えが大事ですので、格安の汎用品ではなく L700ミラジーノ専用シートカバー をおススメします。
前期モデルと、それ以降のモデルで 後部座席シートの背もたれの形状が違いますよ
前期モデルにお乗りの方は、希望の商品が適合するか購入前にしっかり確認 しましょう
L700系 ミラジーノ シートカバー 中期～後期モデル用（ブラウン）SKR
パッチシートで補修する
三つ目は、破れた部分にパッチシートを貼り付けて補修する方法 です。
破れ方がそれほどひどくない状態なら、それ以上悪化しないように
応急処置として破れた個所にパッチシートを貼り付けて補修する方法 もあります。
どのようなパッチシートがいいのか試行錯誤中 ですが、補修作業の手順を簡単にご紹介します。
パッチシートでの補修手順
損傷状態の確認
今回のドナーは、私が長年愛用している後期ミニライトSPターボの運転席シート。
走行距離は20万km弱。例に漏れず、負担のかかる部分から少しづつ破れはじめ
いつの間にか 取り返しのつかないところまで、傷口が広がってしまいました。
作業前の下処理
固く絞った雑巾などで、全体的に水拭きします。
ステッチ（縫い目）部分に汚れが溜まっている ので、丁寧に拭き取りましょう。
剥がれた人口皮革部分をカット します。
この作業は、必ずやらなければならない訳ではありませんが
反り返ってしまっている部分はカットしておいた方が、パッチの密着が良くなり仕上がりも良くなります。
パッチを貼る部分は、パーツクリーナーなどでしっかり脱脂 しましょう。
脱脂した部分は白くなってしまいますが、油分が残っていると接着力が落ちますので
少し広めに脱脂しておく ことをおススメします。
やり過ぎは禁物ですが、白くなった部分は 後々レザーワックスなどを塗り込めば、ツヤが復活します
パッチのサイズ合わせ
今回使用したのは、豚革にシボ加工された市販品（裏にノリ付き）。
シボのデザイン優先でチョイス しましたので、革の厚みがノーマーク でした。
この厚みが、仕上がりを大きく左右する要因になるとは・・・
市販サイズでは大きすぎるので、シート破れの大きさに合わせてカット しました。
※角を丸くカットしているのは、剥がれ難くするためです。
パッチの貼り付け
パッチとシートの接着面を温めます。
エンジンをかけてエアコンの暖房で車室内を温めても良いのですが、作業時はドアを全開にする必要があるので
今回（作業時は真冬）は 家庭用のドライヤーを使用 しました。
充分温めたら、シートのステッチ部分から押し込むように貼り付けて いきます。
厚い、厚すぎる・・・
うすうす感づいていたのですが、パッチ生地が厚すぎました。。。
デザインを優先するがあまり、厚みをまったく気にしなかったのが敗因です。
しかも、使用した本革パッチは、裏面のノリも弱く手元にあったボンドを追加して貼り付けています。
一通り、貼り付け作業が完了した状態の運転席シート。
デザインは、めちゃめちゃジーノのシート生地に近い雰囲気だったのですが、革の厚さが致命的でした。
少し離れてみても、革の厚みのせいで補修箇所がバレバレです。
これでしたら、シボ加工されていない薄いビニール製のものでパッチしても、仕上がりレベルは変わらないのでは？という感じ（トホホ）
今回は思うように行きませんでしたが、ジャストフィットな生地を探して再チャレンジ しますよ～
最後にまとめ
L700ミラジーノのプレテインレザーの破れをパッチシートで補修してみた のまとめです。
- L700ミラジーノのプロテインレザーシートは破れる
- 補修・修理方法は、主に3パターン
- シート生地をまるっと取替えてしまう方法
- 専用シートカバーを装着して、シートごと破れた個所を覆ってしまう方法
- 破れた部分にパッチシートを貼り付けて補修する方法
- パッチの素材選びが重要で、未だ試行錯誤中
- 分かったことは、パッチ素材が厚すぎると仕上がりがイマイチ
- 現状、お手軽にすっきりキレイに仕上がるのは、専用シートカバーかな？
以上になります。
シート生地が破れた状態で、修理できずにモヤモヤしながら過ごすのは、精神衛生上よろしくないので
なんとかベストと呼べるパッチ素材を見つけたいと思います！
（専用シートカバーもおススメですよ）
L700系 ミラジーノ シートカバー 中期～後期モデル用（ブラウン）SKR
それでは、楽しいジーノライフを！
ほなね～。
L700ミラジーノのパワーウィンドウ・スイッチの取替え方法やおススメの商品を詳しく解説 | ジーノのトリセツ (sakura-works.org)
