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【L700ミラジーノ給油口の開け方】開かないときの修理方法を専門店が徹底解説

ミラジーノの給油口ワイヤー取替え 整備・メンテナンス

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L700ミラジーノの給油口が開かないときは


ガソリンスタンドで給油口を開けようと思ったら、なんかレバーがスカスカしてる?!と、なったことはありませんか?

この事例は、(あまり遭遇したくはないですが)L700ミラジーノでは、よくある話でして

給油口を開けるための フューエルリッド・オープナー・ワイヤーの破損が原因 なのです。

ガソリンスタンドに入るという事は、ガソリン残量が少ないからでしょうから

「 給油口が開かない・・・ ま、仕方がないから帰るか 」 とはなりませんよね。

この記事をご覧いただくと、そのようなトラブルに遭遇したときの応急処置方法と、急場を乗り切った後の修理方法を知ることが出来ます。


知っているだけで、有事の際の心持に雲泥の差がありますよね。

快適なジーノライフをお送りいただくために、是非ご覧ください。


給油口レバー以外での給油口の開け方

なにわともあれ、通常の開け方で給油口が開かない時の応急処置 を覚えておきましょう。

  • 車室内のセンターコンソールを取り外して ワイヤー本体にアクセスし、直接ワイヤーを引っ張る

  • 左リヤクォータ―パネル内張り(給油口の車室内側)を外して、給油口のロックスライドピンを直接動かす



外から給油口をコジって無傷で開けることは構造上ほぼ不可能です。

破壊覚悟で給油口をコジって開けるよりも、クリップを破壊して内張りを外した方が安くつきます よ。



ここまでご覧いただいて 「自分では出来なそうだなぁ」と感じた方

無理せず、ご契約の自動車保険に付帯している ロードサービスを利用しましょう

その場で応急処置してくれるか、無理なら整備工場まで運んでくれます(ほとんどの場合、搬送費用は無料)

レンタカー特約を契約していれば、その場にレンタカーを届けてくれるサービスもありますし

レンタカー特約がなくても、自宅までお帰りになる際の 交通費(公共交通機関に限る)が支払われます

万が一のために、自動車保険の補償内容をしっかりチェック しておきましょう。

便利な 自動車保険の一括見積りサービス もありますので、補償内容を見比べながら保険を選びやすくなりました。

是非、ご利用ください。

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応急処置に必要な工具


緊急時の 応急処置でしたら、ワイヤーを取替える必要はなく給油口が開けばOK です。

  • プラスドライバー
    ※直接ワイヤーを引っ張るだけなら、プラスドライバー1本で応急処置できます。

  • 10mmソケット
    ディープソケットが好ましい)

  • エクステンションバー
    (10mmディープソケットが無いなら必要)

  • ラチェットレンチ

  • クリップ外し

  • ニッパー(破壊用)


オープナーワイヤーに直接アクセスする方法

後方のプラスねじとサイドブレーキ下奥のメクラ蓋 を外します。


センターコンソールを取り外すときは、給油口レバーを取り外す必要はありません(そのままでOK)

サイドブレーキを引き上げた状態で、後方を持ち上げ前方にスライド させると引き抜けます。

センターコンソールを抜き取る時、オープナーレバーとのクリアランスが狭いですが、破損に注意しつつ グッと引抜いてしまってOK です。


ワイヤーの破損個所の確認

ワイヤーの プラスチック(白い部分) が割れています。

この状態でレバーを押し込んでも、肝心のワイヤーがスライドしないので、給油口は開きません。

手でワイヤーが動かないように固定して、オープナーレバーを押し込めば給油口が開きます。

これで、取り急ぎ給油が出来るようになりますね。



ワイヤーを取外してみるとよく分かります。こうなっていたら、もう役立たずです。

L700ミラジーノは、給油口オープナーとバックドアオープナーが共通です(レバーを引っ張ればバックドアが開きます)

給油口は開かないけども、バックドアは開くという症状 なら、十中八九ワイヤーのプラスチック割れが原因です。


センターコンソールを元に戻すときは

センターコンソールを元に戻すときは、オープナーレバーを取り外しておく必要があります

実際に触ってみると、センターコンソールが付いていない状態でないとオープナーレバーを取外すのが困難なことが分かります。

精密マイナスドライバーなどで、レバーのツメ(引っ掛かり)を起せば引き抜けます


オープナーワイヤーは正常。それでも給油口が開かないときは

「フューエルリッド・オープナーワイヤーを点検してみたが、プラスチック部分も破損してないし動きも正常のようだ」

どうしよう・・・

安心してください。そんな時は、給油口を手動で強制的に開ける方法 があります。

給油口スライドピンに直接アクセスする

左リヤクォーターパネル内張りを固定している ねじ・クリップを外して腕が入るくらいの隙間を作り、給油口スライドピンに直接アクセス します。

給油口の車室内側、左クォーターパネル内張り。
画像はシートが外れていますが、隙間を作るだけならシートを外さなくても大丈夫です。

画像中央の位置に 10mmボルト(M6)

プラスねじタイプのクリップ×4

このクリップが曲者で ねじ山は潰れやすいわ、外側のスリーブと共回りしやすいわで、すんなり外れること方が少ない です。

純正パーツで1個200円くらいしますが、あまりに外れないようなら破壊もやむなし といったところでしょう。

さくらワークスオンラインショップ で、取り外ししやすいタイプの社外品(1台分)を販売しています。

この際、全部取り替えてしまえば、「 クリップ外れない問題 」から解放されますのでおススメです。

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クォーターパネル内張りの隙間から、給油口のロック機構スライドピンに直接アクセス 出来るようになります。

画像中央の黒いプラスチックがスライドピン。金具ごと左に動かすとロックが外れます。

手探りでの作業になりますが、構造が分かっていれば比較的かんたんにロックを外すことが出来るでしょう。

オープナーワイヤーのプラスチック割れが原因でなかった場合でも、ここまで分解すれば手動で給油口を開けることが出来ます。



給油口オープナーワイヤーの取替え手順

手動で給油口を開け急場をしのいだあとは、破損したオープナーワイヤーの取替えが必要 です。

※センターコンソール外れた状態を前提として解説します。

給油口オープナーワイヤー

本名は【 ケーブル・バックドア・ロック 】

本記事では 給油口オープナーワイヤーで通します。ご了承ください。

使用する工具


  • プラスドライバー

  • 10mmソケット
    (ディープソケットが好ましい)

  • エクステンションバー
    (10mmディープソケットが無いなら必要)

  • ラチェットレンチ

  • クリップ外し

  • ニッパー(破壊用

  • 14mmスパナレンチ

  • 精密マイナスドライバー

  • ビニール紐+ハサミ

あくまで一例です。

リヤシートを取り外す

シート座面の 左右前方に固定フック があります。上に引っ張ると外れます。


シート座面 左右後方に差し込み金具 があり、ボディ側の コの字金具 に差し込まれています。

シートを前方にスライド して引き抜きます


スペアタイヤハウスのビニールカバーを取外す

ビニールカバーは破れやすい ので丁寧な作業が必要です。

固定プラスチックパーツを引張って外してください。ビニールを引っ張ると破れます


先に、リヤ側のボタンタイプの固定パーツを外します

つづいて、リヤシート背もたれに引っかけてある固定パーツ(×5)を外します。

リヤシートの背もたれを外す

リヤシート背もたれは 左右を12mmボルト(M8)で固定してあります。

経験上、この ねじをナメてしまうことが多い です。取り外し時だけでなく、取付けの際も あわてず確実に作業しましょう

位置決めの突起があります ので取付け時には注意が必要です。


スカッフ・プレートを取り外す

リヤドアを開けた足元に付いている スカッフ・プレート はクリップ固定。引っ張れば外れます。

後方の金色の金具にもスカッフ・プレートがはまっていますが固定力は弱め。固定のメインは水色のクリップ です。

フロアカーペットをまくり上げる必要があるので、右側のスカッフプレートも取外します(画像は左側)



左クォーターパネルの内張りを取外す

給油口スライドピンに直接アクセスする方法 でも解説しましたが、おさらいです。


画像中央の位置に 10mmボルト(M6)

プラスねじタイプのクリップ×4

このクリップが曲者で ねじ山は潰れやすいわ、外側のスリーブと共回りしやすいわで、すんなり外れること方が少ない です。

純正パーツで1個200円くらいしますが、あまりに外れないようなら破壊もやむなし。思い切ってニッパーで破壊しましょう。

さくらワークスオンラインショップ で、取り外ししやすいタイプの社外品(1台分)を販売しています。

この際、全部取り替えてしまえば、「 クリップ外れない問題 」から解放されますのでおススメです。

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クォーターパネル内張りを取り外すと、給油口のロック機構が目視で確認できます。


給油口オープナーワイヤーの固定クリップを外す

この状態までバラしたら、給油口オープナーワイヤー取替え にかかります。


リヤシート足元中央のセンタートンネル上にワイヤーガイド があります。

少し変形させればワイヤーが通りますので、ガイドを車体から取外す必要はありません。


給油口オープナーワイヤーを辿っていくと、さらに3ヵ所のガイド があります。

ミドリ色の固定クリップは破壊厳禁です

新品ワイヤーには付属しません ので、ドライヤーで温めるなどして慎重に取り外しましょう。


クリーム色のクリップは新品ワイヤーに付属します ので、外しにくかったら心おきなく破壊してもらって構いません。

その場合は、車体側を変形させないように注意 しましょう。

バックドア・ストライカーを外し、オープナーワイヤーを引抜く

バックドアのストライカー(10mmボルト(M6)×2)を外します。

ストライカーの取付け位置は微調整できるようになっていますので、取り外す前にマーキングしておくと元の位置に戻しやすいです。

マーキングし忘れても、ボルト跡に合わせて組付ければ大きくはズレませんよ。


ワイヤーの先端にビニール紐を結びます

これをやっておくと、取付けがスーパー楽チン になりますのでお忘れなく。


給油口内の 14mmナット をスパナで緩め、ワイヤーの固定プラスチック(紫)を外します。

ビニール紐を結んだオープナーワイヤーを、給油口側まで引き抜きます。

これで取外し完了です。



取付け時には 旧オープナーワイヤーに結んでいるビニール紐を

新品オープナーワイヤーに結び替えて、元来たルートを戻していきます

これをやらないと、取付けに3倍くらい時間が掛かりますよ。


あとは、逆の手順で外した部品を元に戻したらOK。

最後にまとめ

【 L700ミラジーノ給油口の開け方 】開かないときの修理方法を専門店が徹底解説 のまとめです。

給油口が開かなくなったら、応急処置は2通り

  • センターコンソールを外してオープナー・ワイヤーに直接アクセスする

  • 左クォーターパネル内張りを外して、給油口のスライドピンに直接アクセスする


給油口オープナーワイヤーの取替え手順

  1. センターコンソールを外す

  2. リヤシート座面を外す

  3. リヤシート背もたれを外す

  4. 左右スカッフプレートを外す

  5. 左リヤ・クォーターパネル内張りを外す

  6. オープナーワイヤーを取り替える


給油口オープナーワイヤーの固定ヶ所

  • サイドブレーキ付近

  • リヤシート足元センタートンネル上

  • リヤシート座面下(2ヵ所)

  • 左クォーターパネル内側

  • 給油口のロック機構

  • バックドアのストライカー


作業の注意事項

  • ミドリ色のワイヤー・ガイドクリップは破壊厳禁

  • バックドア側のワイヤー先端にビニール紐を結んで、取付け時のガイドにする(ここ重要)


取付け方法など、ご不明の点がありましたら お問合せフォーム よりご連絡ください。

取替え作業ご依頼もお気軽にどうぞ



【おまけ】フロアカーペットのたるみ解消

スカップ・プレート付近のフロアカーペットがたるんで、だらしなくなっていませんか?


フロアカーペットは、画像の金色の金具に挟んでボディに固定できます。カーペットが少し浮くくらいまで後方に引っ張り金具で挟みます


この通り、たるみが無くなりました。外したついでに見栄えを良くしてあげましょう。

それでは、楽しいジーノライフを!
ほなね~

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