まいど!さくらワークス(@SWorks0303)です。どーも。
ミラジーノ専門店の整備士として、1000台以上のジーノの販売・メンテナンス・カスタマイズに携わってきました。
L700ミラジーノの、かゆいところへ手が届く。そんなお役立ち情報 を、このブログで発信しています。
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ハザードスイッチ移設キットを使用するメリット
初期ジーノのハザードスイッチはステアリングコラム上
ハザードスイッチ移設キット(L700前期ミラジーノ用) – ミラジーノ専門店のオンラインショップ
現行車のハザードスイッチは、ダッシュボードの操作しやすい位置に設置されていることがほとんどですよね。
でもね、昔の車は ステアリングコラム上部に、ハザードスイッチが設置されている事が多かった んですよ。
L700ミラジーノも例に漏れず、初期モデルはハザードスイッチがステアリングコラム上部 にあります。
この場所にハザードスイッチがあることで、ステアリングを回転させながらハザードを出したときに
腕を巻き込まれてしまい、任意のタイミングでON/OFFしにくい という危険性をはらんでいました。
サンキューハザードなどの普及
初期モデルが生産された平成11年/1999年には、すでに
「 サンキューハザード」や「 アイシテルのサイン 」は存在しましたので
当時から操作性の悪さを感じている方も多かったと思います。
そこで、L700ミラジーノ初期モデルでも 腕を巻き込まれることなく
「 サンキューハザード 」や「 アイシテルのサイン 」をご利用いただけるように
ハザードスイッチをダッシュパネルに移設するキット を開発いたしました。
中期モデルからは、エアコンパネル内に ハザードスイッチが設置されました ので、腕巻き込まれ事案は発生しなくなりました。
ハザードスイッチ移設キットとは
ハザードスイッチ移設キット とは
L700ミラジーノ初期モデルのステアリングコラム上の ハザードスイッチを、スマートにダッシュパネルに移設できる専用キット です。
商品内容は、純正ハザードスイッチ回りの配線カプラーに割り込ませる
専用ハーネスと、ダイハツ純正ハザードスイッチ+ステアリングコラムのメクラ蓋のセット になります。
ハザードスイッチは、社外品をいくつか試しましたが、どうしても後付け感がぬぐえず最終的にダイハツ純正品を採用しました。
※使用している純正ハザードスイッチが廃盤になった場合は、社外品を使用するかも知れません。予めご了承ください。
ハザードスイッチ移設用ハーネスの取付け
ステアリングコラム回りを分解する
ステアリングコラムカバーは、下側からプラスねじ×5 で固定されています。
詳しくは前職時代にわたしが書いた「 さくら日記 」内の ハザードスイッチ移設キット 取付方法 をご参照ください。
ハザード移設キット取付方法 « さくらオートのブログ|ミラジーノ専門店 株式会社さくらオート
記事ではメーターパネルを取外しての作業を推奨していますが、経年劣化でメーターパネルが破損しやすくなっていますので、現在は非推奨です。
メーターパネルは取外さず、ステアリングコラムカバー(上側)を少し変形させつつ引抜く方法の方が安全ですよ。
万が一、破損した場合もステアリングコラムカバーの方が、中古パーツの価格も安いですし流動性も良さそうです。
メーターパネルの取外し方は、こちらの関連記事をご参照ください
L700系ミラジーノのウッド調メーターパネルの取外し方を詳しく解説 | ジーノのトリセツ (sakura-works.org)
配線カプラーを取外しハーネスを割り込ませる
ステアリングコラムカバーを取外したら
ウインカーレバー側とワイパーレバー側(各1か所)の配線カプラーを取外し、専用ハーネスを割り込ませます。
たるんだ配線は邪魔にならないように 純正配線に這わせるようにタイラップ(インシュロック)などで固定 してください。
ステアリングコラムカバーの取付け時に、固定ねじで配線を嚙み込んでしまわないよう注意が必要です。
万が一、配線をプラスねじで傷つけてしまうとショートして出火する可能性もありますよ!
作動確認
確認方法は、専用ハーネスを割り込ませた後、10ピンカプラーに付属の純正ハザードスイッチを仮付けしスイッチを押し込むだけ。
正常なら左右ウインカーが同時に点滅します。(普通のハザードの作動)
その他、ウインカー、ワイパー、ヘッドライト点灯・ロー/ハイビーム、パッシングなども同時に確認 しましょう。
ちなみに、元々のステアリングコラム上ハザードスイッチも使用できます。
ハザードスイッチをダッシュパネルに取付ける
おすすめのスイッチ設置場所
付属の純正ハザードスイッチは、ダッシュパネルのオプションスイッチ設置場所にぴったりなサイズとなっています。
ま、純正ですからね。ぴったりハマります。
L700ミラジーノの場合、ステアリングを中心に左に2ヵ所、右に3ヵ所オプションスイッチを設置できます。
リアワイパー無しでしたら、リヤウインドウガラス熱線スイッチの隣(一番左)に移設すると使用しやすい です。
リヤワイパー付きは左側に空きがありませんので、下画像のように右から3番目に移設するのが使いやすい です。
※フォグランプ付きの場合、一番右は使用済みです。
画像はリヤワイパー付きジーノの取付け推奨位置。
空いているなら エアコンパネル側の一番左が使いやすい です。
実際使用してみて、配線加工してでも一番左に取付けた方が良いかもと思いました。
ダッシュパネルを切り取る
切れるカッターをご使用ください。一直線にキレイに切り取らなくても後で取り付けるスイッチの方が一回り大きいので隠れます。
通常のカッターの使い方では無く、狙った箇所に刃先を当てて、押し込む(押し切る)という感じ。それを何回か繰り返して一周切り取ります。
ギザギザになっても大丈夫。とにかく 外側にハミ出さないように心がけましょう。
ハザードスイッチの取付け
取付け箇所を切り取ったら、ダッシュパネル裏側から専用ハーネスを引っ張り出し、配線カプラーとハザードスイッチを繋げ
ダッシュパネルにスイッチをハメ込めば取付完了 です。
※ステアリングコラムカバーは取外しと逆の手順で組付けてください。
ここまでの取付けパートを、簡単にまとめます。
バックライトを点灯させるには
ハザードスイッチにはバックライト機能がある
専用ハーネスの赤線と黒線 がバックライト用の配線です。
赤線をスモールランプに連動するプラス線に割り込ませ、黒線をボディアースすると
ライト点灯と同時にハザードスイッチのバックライトが光るようになります。
運転席足元 キックパネル内・配線束の(赤/青)がスモールランプ線、ボディアースは画像の位置 が作業しやすいです。
※オーディオハーネスのイルミ線とアースでも良いです。
最後にまとめ
L700初期型ミラジーノのハザードスイッチをダッシュパネルに移設する専用ハーネスキット のまとめです。
- ステアリングコラム上のハザードスイッチは操作しにくく、サンキューハザード、アイシテルのサイン発動時に「腕巻き込まれ問題」がある。
- 時代の流れか、H12/10以降の中期モデルからはエアコンパネル内に移設された。
- ハザードスイッチ移設キット を使うと、スマートにダッシュパネルに移設できる。
- 専用ハーネスとプラスねじの噛み込みには、十分ご注意が必要。
- 専用ハーネスを割り込ませたら 作動確認はマスト。
- 通常のハザード点滅の他に、スイッチ・レバー類の作動も要チェック!
- ダッシュボードのカットには、切れるカッターを使う。
- なにより、自分をカットしないようにご注意!
- ハザードスイッチはバックライト機能付き。
- 必ず検電テスターを使用して、間違いがないことを確認してから結線する。
初期L700ミラジーノをご愛用のオーナーさんは、このハザードスイッチ移設キットを使用して
ストレス無く 「 サンキューハザード」や「 アイシテルのサイン 」を 乱用 してください。
それでは、楽しいジーノライフを!
ほなね~
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