まいど!さくらワークス(@SWorks0303)です。どーも。
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エンジンオイル交換、自分でやってみませんか?
エンジンオイルはエンジン内部を潤滑・冷却・洗浄してくれる、いわば自動車の「血液」のようなもの。
定期的に交換しないと、エンジン内部にスラッジ(汚れのかたまり)が溜まって、エンジンオイル漏れや予期せぬがトラブルが発生する可能性が高まります。

オイル交換くらい自分でやってみたいけど、やり方がよくわからないんですよね。

その気持ちわかります!たかがオイル交換、されどオイル交換。詳しく解説していきましょう!
この記事では、L700ミラジーノのエンジンオイル交換方法を、さくらワークスが実際に行っている手順にそって詳しく解説します。
オイルフィルターの交換方法や、次回交換時に役立つオイル消費量のチェック方法まで、まるっとお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
エンジンオイルの交換前に
エンジンオイル交換を始める前に、いくつか実施しておきたいことがあります。
交換前のオイル量チェックが大事
オイルを抜く前に、まずは現在のオイル量を確認しておきましょう。
オイル量の確認は、同じルーティンで行う必要があります。朝イチなどのエンジン始動前と、エンジン停止直後では、オイルレベルゲージが示すオイル量が微妙に違います。
毎回同じ確認方法であれば、エンジン暖気前でも停止後でも構いませんが、エンジン停止後1分ほど待ってからのオイル量の計測が再現しやすいです。
(1分ほど待つ理由は、エンジン各部のオイルがオイルパンに戻ってくるのを待つためです)


エンジンオイルを温めるとスムーズ
エンジンを少し温めます(暖気)。オイルが温まった方が抜けが良くなるので、数分ほどアイドリングさせておけばOK。
暖気をしたら、オイルレベルゲージを抜いて、ウエスで一度拭き取ってから差し直し、引き抜いてオイル量を確認します。
ゲージにはアッパーラインとロアラインのマークがありますので、その間のどの位置にオイルがついているかを見ておきます。

アッパーとロアライン間のオイル量は、およそ1Lです!
前回交換時にアッパーラインまでオイルを入れたと仮定すると、ライン間の真ん中くらいまでオイルが入っている場合は、今回の計測までに0.5Lほどオイルが減少したと考察することができます。



オイル量の確認ができたら、オイルのフィラーキャップ(オイルを入れるところのキャップ)を回して外します。
ものすごく硬い時もあるので、プライヤーなどの工具を使って回してもOKです。ただし、プラスチック製なのでウエスで保護しながら回してください。
フィラーキャップを外して、オイルゲージを抜いたら、オイルの抜き取り作業に入ります。



オイルの抜き方は2種類ある
エンジンオイルの抜き取り方法は「下抜き」と「上抜き」の2種類があります。
下抜き
エンジンの一番下にあるオイルパンのドレンボルト(M12/14mm)を外して、重力でオイルを流し出す方法です。下に廃油受けを置いて受けます。

- パッキン(ガスケット)は毎回新品に交換する。 再利用するとオイル漏れの原因になります
- ドレンボルトが傷んできたら交換する。 ネジ山をナメてしまうと大ごとです
- 締め付けトルクを管理する。 L700ジーノの場合はだいたい2.0〜2.5kgf・m程度です
上抜き(さくらワークスはこっち)
オイルゲージの穴から専用のホースを差し込んで、機械で負圧をかけて吸い出す方法です。さくらワークスではこちらを採用しています。
- 抜いたオイル量が正確にわかる
- オイルの汚れ具合を目視で確認できる
エンジンの状態をモニターするのにオイル管理はとても大事なので、量と汚れがすぐ正確に確認できる上抜きを採用しています。
オイルフィルターも一緒に交換しよう
オイル交換のタイミングで、オイルフィルターも一緒に交換しておくのがおススメです。
フィルターはオイルの汚れをキャッチしてくれるパーツなので、定期的に交換することでエンジン内部をキレイに保てます。
NA車(ターボなし)の場合
フロントバンパーを取り外さなくても交換できます。バンパーとエンジンの隙間から工具が入りますし、目視での状態確認も容易です。
同時にナンバープレートを取り外すなどすれば、十分な作業環境が整います。

ただし、社外品のホーンなどを装着していると、そのスペースに手が入らなくなっている場合がありますよ!
ターボ付きの場合
タービンが邪魔になりますので、基本的にはフロントバンパーを外して作業した方がスムーズです。
L700ミラジーノのフロントバンパー取外し作業のポイント解説
必要な工具
- フィルターレンチ(64mmサイズ)
- 3/8ラチェット(ハンドツールでよくあるサイズ)
- エクステンションバー(ターボ付)
- オイル受け
- 廃油処理系

フィルター交換の手順
フィルターレンチとラチェットを使って、フィルターを緩めていきます。
フィルターを外したら、流れたオイルをしっかり拭き取ります。パーツクリーナーを使って洗浄し、キレイに拭いておきましょう。
新しいフィルターの取り付け
新しいフィルターのOリング(ゴムのパッキン部品)に、新しいオイルを薄く塗っておきます。
(ゴムがねじれたりしないよう、スムーズに取り付けるための準備)
写真:Oリングにオイルを塗っている様子

締め付け方法
フィルターの締め付けは、マニュアルでは着座状態から3/4回転と記されています。
作業方法はいたってシンプルです。
- フィルターを手で回して、ブラケットの取り付け面に着座させる(ゴムパッキンが当たった状態)
- 着座した状態で12時の位置にマーカーでマーキングする
- そこから45分の位置(時計で言う9時の位置)まで締め付ける → これで3/4回転
素手だとかなりしっかり力を入れないと45分の位置まで回せませんので、難しければフィルターレンチを使ってもら大丈夫。

着座状態で12時にマーキングしておけば、工具を使っても締めすぎにはなりませんぞ!



新しいオイルを入れる
フィルター交換が終わったら、新しいエンジンオイルを入れていきます。
L700ミラジーノのオイル規定量
| 条件 | オイル量 |
|---|---|
| オイル交換のみ | 2.1L |
| オイルフィルター同時交換 | 2.3L |
基本的に2.5L以下で収まります。
3L缶を使用する場合、全量入れると多すぎです。1L近く余ることになりますが、全部入れてしまうのは絶対にやめてください。エンジンによくないです。
エンジン始動と最終チェック
オイルを規定量入れたら、フィラーキャップをしっかり締めてからエンジンを始動します。
メーター内にオイルランプ(魔法のランプみたいなやつ)が赤く点灯しますが、正常に油圧がかかると消灯します。消灯を確認できたらエンジンを停止してください。
ここから約1分ほど放置して、オイルがオイルパンに流れ戻ってくるのを待ちます。(フィルターにもオイルが回った状態になります)
1分ほど待ったら、オイルレベルゲージでオイル量を確認します。アッパーライン付近までオイルが入っていればOKです。



オイル量の測り方を決めておく
重要なので何度も言いますが、ゲージでオイル量を測るときに大事なのが、毎回同じ条件で測るということです。
エンジンを止めた直後はオイルがまだ色々なところに残っていて、オイルパンに戻りきっていません。
(入っている量は同じなのですが)少し待つとオイルが戻ってきてゲージ上の見かけの量が増えます。
オイルステッカーを貼っておこう
交換が終わったら、オイルステッカー(交換記録シール)を貼っておきましょう。
これがないと、まず何キロで交換したか覚えておけません。ドアを開けるたびに見える場所に貼っておくと、自然と目に入るので忘れにくいです。

さくらワークスでは(ドアを開けた時に見える)ダッシュボードの右側面に貼ります。

交換時の走行距離から+3,000kmくらいのキリのよい数字をステッカーに記入するとよいでしょう。
最低でも5,000km以内の交換が好ましいので、3,000〜5,000kmの間でご自身のサイクルを決めて、毎回同じ基準で管理するのがおススメです。
次回交換時にオイル消費量もチェック
アッパーラインに合わせてオイル交換をしておくと、次回交換時にオイルの消費量がわかります。
アッパーラインからロアラインまでの間でだいたい約1Lなので、目安は以下の感じです。
| 3,000km走行後のゲージ位置 | 消費量の目安 | 判断 |
|---|---|---|
| アッパーとロアの真ん中あたり | 約0.5L | 特に問題なし |
| ロアライン付近 | 約1L | オイル消費が多い。「オイル上がり」の可能性あり。経過を見て修理を検討 |
| ゲージにつかない | 1L以上 | 急ぎで修理が必要 |
走行3,000kmで真ん中くらいなら気にすることはありません。
ロアラインまで減っていたら、少しオイル消費が多いかなという感じなので、経過を見ながら修理の判断をする必要が出てきます。
ゲージにまったくつかないレベルまで減っていたら、急ぎで修理をされた方がいいです。
(オイル上がりの修理についてはまた別の記事で詳しく書きたいと思います)
最後にまとめ
L700ミラジーノ エンジンオイル交換方法のまとめ
- 作業前にオイルゲージでオイル量を確認する。ゲージにつかなければ同時に原因の点検も
- オイルの抜き取りは「下抜き」と「上抜き」の2種類。さくらワークスではオイルの量と汚れが確認しやすい上抜きを採用
- 下抜きの場合はパッキン毎回交換、締め付けトルクの管理を忘れずに
- オイルフィルターも定期的に交換。NA車はバンパー外し不要、ターボ車は外した方がスムーズ
- フィルターの締め付けは着座状態で12時にマーキング → 45分(9時)の位置まで3/4回転
- 流れたオイルは必ず綺麗に拭き取る(後日のオイル漏れ判定のため)
- オイル量は交換のみで2.1L、フィルター同時交換で2.3L。3L缶の全量投入は厳禁
- エンジン始動後、オイルランプ消灯を確認 → 1分待ってからゲージで最終確認
- オイルステッカーで交換距離と次回交換の目安を記録
- 次回交換時にオイル消費量をチェック。真ん中付近なら問題なし、ロアラインまで減っていたら要注意
「自分では出来なさそうだなぁ」と感じた方は、無理せず整備工場にご依頼ください。
もちろん、さくらワークスでもオイル交換を承っております。作業ご予約お待ちしております。
それでは、楽しいジーノライフを!ほなね~
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